Iさんは、子育てと仕事を両立させている方であり、
仕事では、上司や同僚・保育士として子供のお母さんなどに
自分から、話そうとするけれども、うまく言葉が出なかったり、
コミニケーションが出来なくて、ずっと20年以上悩んでいた。
また、家庭では、子供の接し方などについても悩んでいた。
私は、Iさんには、幼少期のトラウマを書き換えるために、
退行催眠を行っている
あるいは、Matrix Reimprintingも行っている。
毎回、良くなっているIさんの話を聞いて、その都度
その時に必要な、プラスの催眠暗示を無意識にプログラミングした。
また、私の独特の気功を催眠療法中に行っている。
無意識が書き換わると、 Iさん直筆アンケートのN0.2
終りから三行目
Iさん自身が、このように書いている。
受ける前はいつも気持ちは基本的に暗く
時々、気分が良い日があるくらい
それが、いまはほとんど常に気分はプラスにあって、
不安感が微塵もない。
と書いている。
これが本当の催眠療法である。
本当の催眠療法とは、その場で受けた後のスッキリ感やリラックスが目的ではない。
(癒しのヒプノセラピーならば 日本全国でセラピストが提供している・・・私は改善専門だ)
その催眠から覚めた後の、催眠の効果があるのか? ないのか?
ここが本物か?どうかの分かれ道だ。
Iさんは、文中に催眠って普通の状態と変わらずに
びっくりしたと素直な体験談を書いている。
・催眠という言葉に抵抗がある方は、Iさんの意見が参考になるだろう。
これは、TVの催眠術師の催眠術とは違うためだ。
私の行っているのは、米国医師会・英国医師会が承認した心理療法としての
催眠療法だからだ。
人により、一回目で大きな効果を感じる人もいれば、Iさんのように6回受けて
効果が表れてくる人もいる。
だから、私は一回のセッションというのは基本的に受け付けていない。
癒しでのヒプノセラピーならば、一回単位で良いが、
改善専門では最低三か月は必要だ。
なぜなら、一回で10〜20年来の無意識レベルのトラウマやマイナスの
信念体系が変化するのは、そう簡単にはいかない。
人間にはホメオスタシスが働いている。
潜在意識もそうだ。この物理空間のみでなく情報空間にまで拡がっている。
「ホメオスタシスーフィードバック」を訳すと「恒常性維持機能の同調」
この現象は非常に催眠では重要である。
ここでは、この言葉の定義については省略。(私の催眠療法の上級クラスで教えている)
然しながら、私が病院で対話セッション=心理カウンセリングをしていた時とは
あきらかに効果が違う。
たとえば、Iさんのケースで心療内科クリニックに行って、治す薬があるだろうか?
はっきりいってない。 気休めの抗不安薬が処方される程度だ。
根本的な解決ではない。
そして薬は万能ではない。
それは私が心療内科で多くの投薬を受けた患者を診てきたので
よくわかっている。 (看護師としても診てきた)
私自身も、心療内科でカウンセリングをしていた時、対話型のトークセラピーを主に
行っていた。
ただ、それでは、意識にしか、作用せず、本当の深い問題の原因
つまり、潜在意識(無意識)にアプローチすることは出来ない。
心療内科(病院)のカウンセラーに限界を感じたので、
私は独立して、本当に改善させるセラピーを始めた。
また、Iさんは、ペンやナイフなどの先端がとがったものを見ると
先端恐怖があったが、これもTFT療法で、3分で恐怖感が消失した。
私はどんな人と会うときも、心がけていることがある
それは一期一会の精神だ。
もう会えないかもしれない。
そう思って、セラピーをしているから、いつも一回一回が全身全霊だ。
これは、北海道から私の催眠療法を学びに来てくれた内科医の岡澤先生も
受講後のアンケートに記載していいただいたのだが、私の根幹部分である。
治療家としての誇りと謙虚さ・誠実さだけはどんな時も失うことはない。
それほど、私自身がこの道に入る時、身を粉にして体感してきたからだ。
Iさんの6回目のセラピー終了後の生まれ変わった輝いている生きた目
私は忘れないだろう。