大分 カウンセリング ヒプノセラピー専門カウンセリングの弥永です
もし、今 あなたがうつ病で辛い想いをしているとしたら
私があなたに出来ることは、ここで情報をお伝えすることだと
思います。
どうしてもうつの時は、心が守りに入っていて、
感情を麻痺させて自分をこれ以上傷つけられ
ないように人間の原始的な本能として防衛機制が働いている状態にあると思いますが
初期の底期・落ち込み期ではなく、回復・リハビリ期の方にお勧めします。
うつには四つの病状のステージがあります。
自分が今 どの段階なのか?
知ることは大変 重要だと思います。
パニック障害・うつでは、病状の進行状況がその人によって違います。
私は四つに分類していますが、それぞれで接し方や援助・アドバイスの声掛けが違うんですね。
回復期とは、うつの気分の波はまだあるけども、
食事も睡眠も軽い散歩程度ならできるという段階
のことです。日常生活や外出もできるようになっている段階ととらえてください。
このクライアントが現在どのステージにいるのか?で心理療法もどれを使うのか?
が違ってきます。
毎回 同じことをしているのは、とてもおかしなことだと思いませんか?
人生には季節があれば、生活様式も違うように、
心の悩みも普遍的ではなく、変化するのですから
移り変わるその日の相手に合わせないと、
それは機械的な接し方となり、自分本位のカウンセリングになるのです。
長くなりましたが・・・本題へ
悪循環思考を整理する方法として、紙に書き出すということをあげました。
紙に書き出すことによって、自分の頭の中の思考をはっきりさせて、
漠然とした不安や問題を気づく効果があるというお話でした。
書く事によって、感情の解放という作用もあります。
その時にその書き出した紙やノートをどのような視点から見ればいいのか?
というのが今日の本題になります。
悩みやストレスは大きく分けると3つに分けることが出来ます。
①自分自身でやれば解決できること
②自分自身では解決できないけど、人の助けを借りられれば解決できること
③自分でも他人でも解決ができないこと
自分のストレスはこのうちのどれか?を考えます。
うつの方やパニック障害の方は漠然とした不安にとりつかれています。
①②のストレスならば、出来る限りのことをして、解決しておくことです。
③についてはあなたが どれだけ考えてもどうにもならない事であること
に気づくかもしれません。
そして、たとえば
あなたがどんなに片思いの好きな人のことを何千時間想ったとしても
(言葉にして相手に伝える行動を起こさない限り)
相手には、まったく伝わらないのと同じことで、
辛くなるのはあなただけなのです。
自分の努力でどうにもならないことは、この際、考えないように努める
これが、必要です。
『でも それを考えてしまうから、苦しくなってしまうのが、病気だろ?
このカウンセラーは気持ちわかってないじゃん』って思う方もいるかもしれません。
確かに、考えたくないのに、考えてしまう。
普通の人の不安とうつ・パニック障害の不安は程度が異なるのです。
普通の人の不安は、「まっいいか、考えても仕方ないし」と開き直りができる。
だけど、開き直れないほどの不安がうつ・パニック障害の不安でもあるからです。
この部分に関しては、後日お伝えします。
しかし、漠然とした悩みの中でも3つに分けられることだけでも
知っておいてください。
きっと心が軽くなっていくひとつのヒントにはなると思うからです。