こんにちは。大分 カウンセリング ヒプノセラピー専門カウンセラーの弥永です。
私は心療内科・精神科で勤めていたので、病院を探している方に
役に立つ情報をお話ししたいと思います。
本日は賢い医師のかかり方です。
まず、基本的な考え方として持っていておくと役にたつ
のは次の3つですね。
1、.医師にはカウンセリングを期待しない
2、医師にはクスリの事やどのように過ごせばいいか?
などの注意点などや病気のことを聞く
3、話や心理療法はカウンセラーが専門と割り切っておく
です。
なぜ医師にカウンセリングを期待しないか?
ですが、それは時間的な制限で今の
診療報酬では難しいという現状があります。
たとえば、
実は、患者ひとりにつき、どれだけ時間を
かけても、保険点数が同じなんですね。
極端な例を申しますと、
一人の患者さまに50分みっちりと話を聞いてあげる
のと、
3分聞いてあげるのも、同じ点数(お金)ということなんです。
心療内科などにいかれたことのある方はおわかり
かもしれませんが、
ものすごく多いですよね。
私が紹介している心療内科は
先生が優しいので、予約がびっちり埋まってます。
だいたいですけど、
一日50人以上の方を医師は診ています。
その時に、カウンセリングを期待するのは大変
難しいです。初診は15分くらい時間をとる医師
もいますが、次回より5分程度になっていくところ
の方が多いのではないかと思います。
そして、
医師はカウンセリングを大学で
学ばないんですね。
看護師も、薬剤師も同じですよ。
大学の単位を取得するのと同じです。
精神医学や心理学は単位としてありますが、
知識のみなので、実践でカウンセリング
をするなどありません。
実地研修などで精神科や心療内科で
担当患者を持ち、学ぶことはあります。
国家試験を受けるために、必要な
単位を取得させることが、大学の
本来の目的です。
よって、大学卒業後に勉強して学んだ医師や看護師を
除く医師・看護師はカウンセリング技法は知らないと思います。
国家資格を取得後に、勤めている病院で、
臨床と必要性のある方だけが勉強して学んでいく
というのが、いまの制度です。
心理療法の専門家としては
これは臨床心理士さんの領域ですね。
ですから、
一番良いのは、心療内科もあって
臨床心理士の先生から認知行動療法なども
受けられて、看護師や精神保健福祉士さんや
受け付けの方などコ・メディカルが
感じのいい病院・クリニックということになります。
どうしても、そのようなクリニックでカウンセリング
が受けられない場合は、開業カウンセラーを
探して、専門的にセッションを受けるというのも
一つの方法です。
2は、医師の方に愚痴や不満を聞いてもらうのは
初診の時以外はなかなか難しいのです。
主に医師はクスリについてはアドバイスが
出来ます。
そちらが現在の支流の治療法であり
点数が一番出るからです。
だから、自分の状態がこの2週間でどのような感じ
であったか?などが、医師が欲しい情報なんです。
医師はその内容で判断するしかないからです。
そして、クスリの種類・量を検討するのが
仕事になっています。
そこをきちんと伝えられることがとてもいい医師の
かかり方ではないかと思います。
あと、頭がボッーとして実際の診察のときに
医師に聞きたいことが聞けなかった。
言いたいことが言えなかったという方もおられ
るのではないかなと思います。
その場合は、事前に伝えたいことをメモに
書いていくことをお勧めいたします。
全てのクスリが精神疾患を治しているか
と言われれば、ひとことでは言い表せません
が、あまりに辛い場合はクスリの力をかりる
ことを否定しません。
ただ私の想いは
国際基準では、単体の治療法が世界水準
ですから、ひとつの疾患に、三種類の抗鬱薬
や抗不安薬を3種類などはあまり関心致しません。
なぜなら、どの薬が治療効果を上げたのか?
分からなくなるからです。
その場合、セカンド・オピニオン(他の心療内科医の診断
を聞く)をお勧めいたします。
あなたが良心的な医師にめぐりあえるのは
ある程度の情報ネットワークを持っている必要も
あるかもしれません。
御清聴ありがとうございましたヾ(@^▽^@)ノ