私はいままで、多くのうつの方と接してきました。
心療内科や精神科ではうつの方が沢山 入院されていましたし、
私がカウンセリングした方もうつの方が多くいます。
うつの方はまじめで、責任感があり、努力家で
人に気を使います。
このうつという定義は、新型うつや躁鬱は入っていません。
そして、実際のカウンセリングでは、
「先生 私はあと ここを頑張りたいです」
「できない自分がなさけなくて仕方ありません」
「自分はダメだ!!できない!!」と考えが浮かんで仕方ありません。
と言われます。
うつになると、自分に価値がないような感覚に襲われます。
その状態で、考えることはネガティブしか浮かばない思考回路になっていることに
気づいてみてください。
日記などを書いている方は読み返すと、自分の思考回路が理解できます。
こんな時
私がお話しする言葉は、
『いままで頑張りすぎて、うつになったのに
鬱になった後も頑張って、病気を治そうとするのですか?
まだ、考えようとするのですか? 』
一度、ゆっくりと深呼吸をしてみてください
人生はレースではありません。
でも、もしレースだとしたとしても・・・・
ご飯を食べないで、レースに出たら体力が持ちません。
休息をとらないで、レースに出たら気力が持ちません。
ここで話しているご飯や休息とは はたして人生の何にあたるのでしょう?
『いろいろと考えすぎてしまうのは、
うつのせいもあるかもしれませんが、
あなたは頭が良すぎるのです。』
というとたいてい驚かれます。
このカウンセラーは何を言ってるんだ?
と・・・・
しかし、冷静になって考えてみてください。
鈍感な方はそもそも 周りの人の空気など読めないし、
気を使えません。
あなたは頭が働きすぎるから考えすぎてしまうわけです。
脳疲労という言葉をご存知ですか?
脳疲労を取り除く環境を作り出すこと
が改善の第一歩につながります。
それを極力 可能な環境ならば
家族、病院、あるいはカウンセラーの
力を借りて、減らしていくことがもっとも大切なんです。
うつになったら、考えないこと
頑張らないでいいんです。
肩の力を抜いて、
幼いころ
今のあなたが純粋にしたいこと ・・・・
ただ感じたこと・・・
こころの赴くままに・・・・
優しくほほをなでる あのそよ風のように・・・自然な感覚・・・
こころが求めているものに没頭して
無理のない程度に
遊んで過ごしていたのではないかと思います。
あの頃 心は安定していたのではないでしょうか?
こころのバランスの安定とは・・・・
中庸を保つこと と 考えないこと なんです。
いまいちど、子供心に帰ること
無垢な綺麗な心に戻るのです。
山・川・草・木・海・太陽の光・月の光・星・土の香り・風のやわらかさ・・・・
自然を感じてみてください。
実際にあなたの五感を通して、直接 触れてみてください。
ただ純粋に感じてみるのです。
それだけでいいのです。
いま、『屋久島の自然音を録音したCD』など発売されてますので
なかなか自然に触れる機会がない方も、CDを流しっぱなしにしてみたり、
目を閉じて、その自然音を聞きながら、目を閉じたりしてみます。
もちろん 私のヒプノセラピーCDでも同じ効果があります。
自然と同化する感覚が持てるようになったら、素晴らしい癒しを感じられるでしょう。
あのころの心の状態をとりもどすとは・・・?
自然が教えてくれます。
大切なこと。
私たちはロボットじゃないんです。
こころを持っています。
魂を持って生まれています。
そして人間は、自然界の一部であり、
人間の体はひとつの小宇宙〔Microcosmos〕です。
自分で作り出したうつは自分で消す方法を知っています。
それが宇宙と自然の法則なのです。
あなたの中にこころが存在するのだから。
くどいようだけど
もう一度言いますよ。
あなたは頑張らなくていいです。
あたまとこころをからっぽにしてみてください。
きっと楽になるから。