私のオフィスは大分市にあるカウンセリングオフィスですが、
来られるクライアントの層というものがあります。
対比は女性:男性=80:20という比率になります。
なぜ男性はカウンセリングに来ないのか?
仕事が忙しい?
時間が取れない?
経済的な面?
ひとまとめには出来ませんが、
男性は、幼少期に親から
『 男の子は強くなくてはならない 』
『 男は弱みを見せてはいけない 』
『 男はいろいろとしゃべらずに無口が良い 』
『男が自分の弱点を他人に話すのは、みっともないことだ』
『男は肉体的・精神的に疲弊して無理でも、頑張って家族を支えなくてはならない』
『男は常に戦い、勝ち残っていかなければいけない』
『競争社会(生き残り)に負けてしまうと、男としての存在価値がなくなる』
このような無意識レベルの内部情報の書き換えが
潜在意識レベルで行われており
現在までその信念体系(思い込み)を持っていることが
ひとつの大きな原因なのです。
女性はコミュニティーを形成して、家族を守るという
女性性があり、感情的にカウンセリングを受けること
に比較的、抵抗はないように思えます。
ヒーリング・セラピー・マッサージ・整体・占いという分野は
ほとんど女性が占めているのが証拠です。
私が男性のクライアントとカウンセリング
をするときは、カウンセリングをする前に
すでにある程度分かっていることがあるのです。
それは、かなり症状なり、悩みが極限の域まで
達しているケースで来院される方が多いという真実です。
今まで70歳までの方を男性のセッションさせていただいて
きましたが、
私は女性のカウンセリングを行う時以上に
男性のクライアントさんの心理的な現状や切羽詰まった状態を
共感して、相手の立場に立った最善のカウンセリングを行う
ように心がけているのです。
奥さんや彼女・知人に言われて仕方なく、来られる方も中にはいます。
それまで、行動できない。
つまり、『〜してはいけない』という
スットパー的なビリーフ(親からの影響による信念体系)が入っているのです。
いつも思うのは、
カウンセリングを受けることは=弱いこと
では決してないということです。
自分の弱さを知っているだけでも強いのだということに
気付いてあげてください。
どうか、辛くなる前にカウンセリングを利用して下さいね。